フライパンのだいこん畑

壁紙 クロス貼りメインの内装職人です。工事の仕方や道具等での便利なことや施工管理のことなど、好き勝手つぶやく感じです。
フライパンのたまねぎ畑もよろしく。
 

2014年11月14日

パテの打ち方とパテベラの角度

こんにちは フライパンです。

今回はパテの打ち方についてです。

パテは2回で仕上げるか3回で仕上げるか?

パテを打つときこれは前もってしっかり決めておいた方が良いと思います。

これを前提とした上で1発目のパテの打ち方を決めます。

その前に以前の記事のファイバーテープについてでも書きましたが、

私の場合は面取りした部分(白くボードを削ってあるところ)

にはすべてファイバーテープを貼っています。

そうすることによってかなり深い面取り部分も1発目のパテで収まります。

NEC_0827.JPG

ちなみに私の使っているファイバテープです。

以前にも書きましたがこれが1番使い勝手が良いかと思います。

硬すぎず柔らかすぎず、ほつれない。







ここで依然書かなかったことなんですが、ベニヤにはファイバーテープは相性が悪いと思っています。

ファイバーだけでなくコーナーテープもそうですが、

接着が悪いせいかクロスの仕上がりに悪影響がでやすいです。





さて話が戻りますが2発で収めるならば上記の削った部分以外の

はじめから面取りになってる部分は多少かまぼこ型に盛り上がらせた方が

確実に2回
で収められます。

NEC_0827 (2).jpg

こんな感じです。





逆に3回で収める場合はもりあがらせる必要はありませんね。

NEC_0825 (2).jpg

こんな感じになると思います。





2回で収める場合はかまぼこ型に盛り上がらせた部分を削る作業が出てきます。

これは半乾きというか湿気は残っているが固まっている状態のところをパテベラで削り取るか、

完全に乾いているところをペーパーでこするかになると思います。

私の場合は30分で固まるパテを使用しているため

1回目を打って1時間後くらいには仕上げていくというスタイルです。



3回で収める場合はパテを盛ることをしませんがやはりバリを取る程度に

2回目と同じ条件で軽くは削り取ったほうが仕上がりが良くなりますね。





さて問題は

どうしたら、かまぼこ型になり、どうしたら、盛らずに薄く打てるのか

ということです。

写真を見るとわかりますがパテベラを寝かせるか立たせるか

の違いでパテの打った後に違いがでてきます。

ヘラを寝かせると盛れ

立たせると薄く打てるんですね。

あとは柔らかいヘラを使っても盛りやすくなると思います。

さらには力強く打っても盛れるかと思いますが、

1番簡単で疲れないのはパテベラの角度を意識して打つことではないでしょうか。

私の場合は2回で収めることを前提に半がわきででけずりとり仕上げのパテをうつというスタイルです。





この業界ではパテをたくさん回数を打てば丁寧みたいな雰囲気がありますが

要領よくやることが大事ではないでしょうか?

3回のパテを否定するわけではありません。

私もリフォーム工事のような埃を出したくない場合や現場を汚したくない場合等

条件によっては3回で仕上げることもしますので。




まとめ

パテは最初に何回で収めるか決める。
ヘラの角度を調節して、打つ。
盛る場合はヘラを寝かせる。
薄く打ちたい場合はヘラをたたせる。




それではまた。






ちなみに私は極東のフレックスパテというヘラを昔から使っています。

かなり硬いタイプのパテベラです。

水につけといてもさびが出ないところがいいところですかね。

これに使いなれてるので他のパテベラだと柔らかく感じて使えません。


⇒楽天 極東 フレックスパテ

極東のパテベラ 13-2293 フレックスパテRG 180mm(6寸)

新品価格
¥2,160から
(2015/7/3 05:43時点)






⇒楽天 ワイドスーパー30分



関連記事一覧
大きいパテベラと小さいパテベラ
サンダーやペーパーを少しでも楽にかけたい
パテ時のファイバーテープについて

posted by フライパン at 00:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | パテ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
毎度です。
今年も楽しい記事楽しみにしています。

ところでパテ・・・
何年やってもクソへたっぴですわ。(笑)
自分も昔はボ−ド面が見えなくなるくらい、幅広くかけてた時期がありましたね。

今は仕上げで幅20センチ位 極細です。
パテって、ほんとう職人いろんなこだわっている人多いすね。
結構大型物件の現場、職人ひきつれて入ります。
以前に、工期がなくてパテ屋さんに下地お願いしたのですが、
この方、もともとタイガ−の営業の仕事からパテ屋になった人物

結構親しくなりまして、その方のパテの研究がすさまじく、知識ハンパないです
パテで飯食ってるだけあって、素晴らしく上手です。
そういう話ではないのですが、その人のパテの作り方を見ると、かなり固めのパテを作り、10分位別の仕事をしています。

その後、水を適量分入れて通常の硬で作ると、やせの少ないパテができるそうです。
たまたま同じパテを使っていたのですが、ジョイントボ−ドを施工したとき痩せが少ないと思いました。
なおかつ、なぜか耳切れが格段に良いのです。

そんな話でした。
今年もガッツリ稼ぎましょう!!!


Posted by あともも at 2018年01月20日 18:17
あとももさん>>こんにちはコメントありがとうございます。

返信遅くなりすみません。こちらのブログあまりチェックしてないものですから・・・たまねぎ畑のほうもそこまでチェックしてないのですが・・


大変勉強になりました。今度私もパテを練る時に意識してみます。

記事楽しみにしてくださりありがとうございます。どうも最近そこまでがっつり書こうという気力がなくなっていまして、書きたいときに書かせてもらうペースでいこうと思っています。
Posted by フライパン at 2018年01月24日 05:47
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
記事内に移転先URLあります
検索
 
ファン
よく読まれている記事
最近の記事
カテゴリ
過去ログ