張り替えに行った時古い家だとベニヤの上にクロスを貼ってあるというパターンは多々あることだと思います。
家の状態が湿気っていない。風通しを良くして住んでいたという場合は何とか収まるパターンはあると思いますが、ある程度年数が経過していて、家が湿気ている状態ですとクロスを仕上げてからベニヤの表面と中間層が引っ張られてあるいは水分による膨張で膨れてくる状態になります。
この状態を私たちの間ではパンクと言っています。地域によって言い方は異なるかと思います。
この状態、仕上げてからなるパターンが非常に多くて困ります。
まず下地を痛ませないように優しく剥がすことが大事です。
1枚で剥がそうとせず半分あるいは3/1くらいに切り込みを入れて剥がす。
方向を考えて剥がす。画像のような方向にに剥がしましょう。
矢印のように壁面に既存クロスをなるべくつけるようなイメージで剥がすと痛みづらいです。
逆に上の画像のような垂直方向にクロスを剥がすのは下地に負荷がかかるのでやめたほうが良いです。剥がす際の方向クロスの角度を考えましょう。
次はパテ時になってしまった場合これはめくってパテ処理するしかありません。ジョイントが逃げれれば袋貼りも効果的ですね。チャチリというふすまの下張り用の紙を廻りだけ糊をつけて真ん中が浮くように貼る方法です。
パンクした場合は放置が一番。
最後になってしまった場合じたばたせずに2週間から3週間くらい放っておきましょう。厚手のクロスの場合ならばほとんどわからなくなることもあります。どうしても直らなかったら貼りかえる。
ジョイント部分がなった場合はだけはその場で補修するしかない。
この場合はクロスが厚手でなおかつベニヤがうまく切り取れれば膨張している部分のベニヤを一回り小さく削ってコーキングで貼り付ける手段が有効的です。パテを打つと新たな湿気でまた膨れてくる可能性もありますので、条件が絞られますが、パテを打たない方法を選択できればベストです。
それではまた。