床工事において階段のノンスリップ(金物タイプやゴムをはめ込むタイプ)を先につけるか後につけるか
こんにちはフライパンです。ここ最近といってもここ2.3年ですかね、考えるようになりました。私は基本的に、住宅メインで工事を行う業者です。いままで居た会社も今居る会社も住宅メインで階段のノンスリップはシートを貼ったあと上から押さえるスタイルです。
この工事の仕方をしているとこれが当たり前のように感じこれが最善の方法だと感じます。ノンスリップを上から打てば後からシートが剥がれてくることとかもないですし。
ですが数年前にかなり大規模な現場へと床職人さんの手伝いへ勉強のために何日か行かせていただいたことがあるのですが、大規模な現場の場合ノンスリップは先についていることが大半というのが一般的みたいです。その時はそうなのかこれは床屋さんは大変だな。ぐらいにしか思わなかったわけです。
このシートがじゅうたんやカーペットになってきた時に先づけの方が良いか後付のほうが良いか悩んだ理由なんですが、ノンスリップがしっかり食い込まないというか、安定性が悪くなる。ような気がするわけです。ループのカーペットなどビスに巻き込んで糸を引っ張ってくる現象が起きますがこれは悩んだ理由には該当しません。あらかじめ穴をあけとけば良い話なんで・・
階段の下地が悪ければなおさらですね。しっかりつけるために相当に押し付けながらビスを打ち込んで行かなければいけないと思います。
ノンスリップ(いろんな種類があるので一概には言えませんが)をカタログで見ると上から押さえるのではなくシートとつらになるように貼りこむような仕様のものもあります。2mmくらい厚みがとってあるわけですね。
そういうタイプは上から押さえるのではなく先につけてからシートを後から貼るのも有りだなと感じます。またこのように貼ると歩き易いようにも感じるのは私だけでしょうか?
でもデメリットもありますね。床の張り込みの工事が大変になるということと剥がれる可能性が出てくるということでしょうか、2.30年たったこの施工法で仕上げた現場って結構剥がれてきているんですよね。
まとめ
ノンスリップは上から押さえるようにつけると工事は楽だし剥がれてくる心配はないがノンスリップを取り付ける際安定性が悪くなることがあるため注意が必要
先にノンスリップを取り付ける場合はノンスリップの先付けができるか確認は必要。シートの張り込みは大変になり年数の経過で剥がれる可能性があるが、歩き易いノンスリップをしっかり固定できる等のメリットはある。
張り物とノンスリップをみてどちらがベストか考えればいいわけですね。
どうでもいいすっか?そんなことは?
今日もえらそうに書いてすみません。それではまた。
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2015年03月21日
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